私たち人間の間では、たっぷり野菜を食べなさいとよく言われるし、実際食べないと病気になると思うのですが、ライオンなど肉食動物は肉ばかり食べてますよね。体に何らかの影響は出ないのですか?それとも彼らの
体には、何か特別な機能が備わっているのですか?
ヒトが野菜を採らなければならない理由は、一つにはビタミンの補給のためであり、一つは腸の運動を刺激するためです。
ビタミンを必要とするのは肉食動物も草食動物同じです。草食動物の肉には、草に含まれていたビタミンが豊富に蓄えられていますから、肉食動物が草食動物の生肉を食べれば、自動的にビタミンも補給されます。
ヒトは肉を加熱して食べますから、肉に含まれていたビタミンは分解されてしまいます。そのため、野菜からもビタミンを採る必要があるのです。
北極圏に住むイヌイットは、冬の間は生野菜を食べることができません。にもかかわらずビタミン不足にならないのは、アザラシなどの肉を生で食べているからです。
またヒトの祖先であるサルは、樹上で果実を食べていました。その子孫であるヒトも、消化しにくい植物を食物にできるよう、長い腸を持っています。腸は活発に運動することで消化物を肛門へ押し出していますが、この運動が止まると食物は腸内で詰まってしまいます。運動を止めないように腸を刺激するには、野菜に含まれている食物繊維が最適なのです。
肉食動物の腸はヒトと比べるとずっと短く、食物は短時間で腸を通過してしまいます。そのため食物繊維を採らなくても、食べ物が詰まることはないのです。
太古、最初の有機生命体は無機物から有機物を作り出す植物型となりました。ならば最初の有機捕食者は植物食となります。その後植物食が増え、その中から雑食、その中から肉食が生まれる流れになると推測します。
私たちは良く食べる食品の栄養価をあげます。豚であればビタミンBが豊富とか、ウナギならばビタミンAがあるとか。彼らはそれを食べているのでしょうか。私は彼らがビタミンを作り出す能力を持つと考えます。人間も皮膚下でビタミンDが作られています。肉食動物を食べたことがないので栄養価は知りませんが、ビタミンCないし何らかのビタミンを作り出していると推測します。これを最初の推測に当てはめて考えれば、肉食はビタミンを作れるので肉しか食べないと云えます。雑食は足りないビタミンを補っていると云えます。そして草食はビタミンを食べ続けているので作り出す必要がないわけです。
肉食は最後に生まれた動物なのでそういう機能が備わったのだと考えます。
進化論の概念を考え直そうと思う、あくまで私の推論です。
肉食に草与えても消化能力ないです。人間も肉食だったらいいのに(笑)
0 件のコメント:
コメントを投稿